ネットショップを運営していると、面倒くさいのが在庫管理です。
特に複数のECモールに出品しているような場合は、在庫管理がより煩雑になる上に、ヒューマンエラーのせいで機会損失や、ひどいときにはクレームにつながりかねません。
本日のお品書き
在庫管理ミスで起こる事例
まずは、在庫管理ミスから起こる事例をいくつか紹介します。
本当は在庫があるのに売り切れになってしまう
例えば、400個在庫がある商品を、Amazonと楽天市場で出品していたとしましょう。
合計400個なので、それぞれ在庫を200個ずつ登録します。
しかし、同じ商品を出品したからと言って、どのECモールでも同じように売れるとは限りません。
というより、売り上げにばらつきが出るのが普通です。
Amazonの方では200個、楽天市場では100個売れた場合、合計300個なので、まだ店舗全体としての在庫は100個残っているはずですよね。
しかしAmazonの方では登録しておいた在庫200個が売り切れているので、本来は在庫が残っているのに商品を売ることができないという状態になってしまいます。
これは明らかな機会損失です。
すぐに在庫の確認ができれば良いですが、夜間など対応外の時間にこうしたケースが起こりうる可能性は十分にあります。
本当は在庫がないのに売ってしまう
さらに悪いのはその逆のケースです。
同じく400個在庫がある商品を、Amazonと楽天市場で出品していたとします。
先ほどのような機会損失が起こらないように、少し余裕を持たせてそれぞれの在庫を300個ずつで登録します。
今度はAmazonで250個、楽天市場でも250個売れたとしましょう。合計で500個売れてしまいました。
しかし全体の在庫は400個しかありません。
すると、商品を購入してもらったのに在庫がない、というストア側からすると最悪の事態が起きてしまいます。
複数のECモールに出店するとヒューマンエラーは起こりうる
今回は2つのECモールに出店した場合を想定した話をしましたが、実際にはもっとたくさんのECモールがありますし、自社のECサイトなども含めれば、より管理は難しくなります。
では一つのECモールに絞って出品した方がよいかというと、それぞれのモールでセールやキャンペーンがあったり、異なるポイント利用があったりと、いくつかのECモールに出品することは意味のあることです。
受注管理システムとは
そんな時に便利なのが受注管理システムです。
受注管理システムの良いところは、手間が省けることと、ヒューマンエラーによる機会損失やクレームをなくすことができるという点です。
手間が省ける
まずは、手間が省けるという点について。これが一番ありがたい部分かも知れません。
受注~出荷業務の一括化
ネットショップの受注から発送までは、基本的にそれぞれのモールの管理画面から行います。
これがすでにある程度分かりやすくなっているので、1つのモールだけに出品するのであれば、そこまで手間ではありません。
しかし、これが複数のモールに出品していると、それぞれの管理画面にログインして、作業しなければなりません。これはかなりの手間です。
受注管理システムを利用すると、それぞれのモールの受注情報を取り込むので、すべての注文ステータスを一画面で確認し、出荷業務まで行うことができます。
商品登録の一括化
また、ネットショップを運営していて面倒くさいのが、商品登録です。
これは実際にやった人なら誰しも共感すると思うのですが、地味な作業ではありますが時間がかかるし面倒くさいしで、頼むほどではないけどあまりやりたくないですよね。
これが、複数のECモールに出品していると、2つのモールなら単純に2倍、3つのモールなら3倍の手間と時間がかかります。
ところが、受注管理システムを利用すると、商品登録や変更をそれぞれのモールに一括で反映させることができます。
セール時に商品説明文を変更したりするときにも一発でできるので、とても便利です。
ヒューマンエラーをなくせる
最初に説明した通り、複数のECモールに出品していると、在庫管理が煩雑で難しいです。
しかし、受注管理システムを利用すると、それぞれのECモールからの注文を自動で取り込み、その情報を他のモールにも反映させて在庫を連携させることができます。
単純に在庫更新の手間を省けるというメリットもありますが、機会損失や、クレームにつながるようなミスを防ぐことができるのが大きな利点です。
まとめ
このように受注管理システムはとても便利ですが、もちろんサービスは有料です。
1つのECモールだけに出品している場合や、商品数自体が少なくて、複数のECモールに出品していても十分に在庫管理や受注の把握ができているという場合は特に必要ないかもしれません。
しかし、有料とは言え1商品につき10円~20円程度で利用することができます。
商品によっては10円で利益ががくっとなくなるという場合もあるので、一概には言えませんが、すでに在庫管理が面倒くさいくらいに商品が売れているのであれば、受注管理システムの導入も考えてみてはいかがでしょうか。