突然ですが、これまで普通に使用していたはずの自分のサイトが、ある日突然危険なサイトだと判断されたらどうしますか?
何も悪いことをしていなくても、昔作ったサイトをそのまま使用していると、そうなってしまう危険性があります。
昔作ったという表現はあいまいですよね。具体的に言うと、2018年の2月8日以前に作られたサイトは要注意です。
もちろんそれ以前に作られたサイトでも問題ないものもあれば、それ以降に作られたサイトの中にも、もしかしたら危険なものがあるい可能性もあります。
暗号化されていないサイトは危険なサイトとみなされる
いきなりですが、まずはこの画像を見てください。
他サイト様のURLなので黒塗りにしていますが、サイトのURLの横に「!」のようなアイコンがあります。
このアイコンをクリックすると
このように、このWebサイトは暗号化されていませんという注意書きが出てくるのです。
ではすべてのWebサイトでこのような表示が出るかというとそうではありません。
例えば弊社のホームページを見てみると
このように、カギのようなアイコンが表示されています。
このアイコンをクリックすると
Webサイトの認証というウィンドウがあらわれ、その下には「サーバーへの接続は暗号化されています」という言葉が表示がされています。
この暗号化、というワードが重要で、暗号化がされていないWebサイトは危険なサイトとみなされ、注意書きが出てくるだけでなく、Googleの検索結果でも上位表示されにくくなってしまうのです。
暗号化とは?httpとhttpsの違い
では暗号化とは一体何でしょうか。
ホームページには様々なデータがあります。そのデータのやりとりの方法をhttpというのですが、ここは全く分からなくても問題ありません。
大切なのは、httpというやりとり方法は、通信する際にWebサイトの情報を暗号化せずにやりとりしているので、少し詳しい人であれば、その情報を盗み出すことができるという点です。
ただの画像データなどであれば盗まれても問題ないかもしれませんが、例えばそれが顧客の情報であったりクレジットカード情報などであれば大変なことです。
そこで、httpsという、従来のhttpに暗号化を加えた新しい通信方法が確立されました。
httpsのsはセキュリティのsだと思ってもらって構いません。
URLの先頭がhttpsとなっていますよね。
これによって、完璧とまでは言えませんが、情報を盗み出すことがグッと難しくなり、httpsを使用しているWebサイトの信用が向上しました。
なぜ2018年以前に作られたサイトが危険なの?
では、なぜ2018年以前に作られたサイトが危険なのでしょうか。
というのは、Googleが「httpで作られているすべてのサイトには警告をだしますよ。」と発表したのが2018年だからです。
これによって、それ以降のサイト制作(ホームページ制作)においては、httpで作られることが、まずなくなりました。
なので、古いサイト、具体的に言うと2018年よりも前につくったサイトをそのまま使っている方は要注意なのです。
ただ、それ以前のサイトはすべて危険だというわけではありません。
Googleは2010年頃から「セキュリティは最優先事項」として自社の検索エンジンをhttpsに変更するなど、段階的にhttpsに移行するよう発信していました。
実際にhttpで作られるサイトに警告を表示するようになった2018年以前からすでに「将来的にはhttpのサイトははじかれていくぞ。」と予測されていたので、早い段階からhttpsに切り替えているサイトもたくさんあります。
ですから、不安な方はご自身のサイトをぜひ確認してみてください。
じゃあどうすればいいの?SSL化とは
2018年以前に作ったサイトをそのまま使っているという方はサイトのURLを確認してみてください。
もし先頭がhttpから始まっていれば、すでにサイトに警告が出ているはずです。
Googleから危険なサイトと判断されれば、検索結果で上位表示されにくくなりますし、何よりも危険なサイトにいきたいと思うユーザーがどれだけいるでしょうか。
すぐにでもhttpsに変更することをおすすめします。
ちなみにそのことをSSL化というのですが、サイトのSSL化は弊社でも対応しております。
関連記事:SSL化と同時にホームページをリニューアルしませんか?
こちらの記事でSSL化のやり方について解説していますので、自分でもやれそうだという方は、こちらを参考にしながらSSL化をすぐにでもしてください。
もしもご自身では難しそうであれば、ぜひ一度お問い合わせください!